俺たちは小さい頃から一緒にいた


いつからかはあまり覚えていない。




「ゆりあちゃん!こっちこっち!!はやくー!」


「まっ!まってよ!とーまー!」



ゴテッ!!


「う・・・うぇぇーーん!」



「あぁ~ぁ!ま~た転んじゃったの~?」


俺は泣いてる百合愛ちゃんに歩きながら近づいた。



「うっぅ・・・」



「しょ~がないな~!はい!」



俺が百合愛ちゃんに手を差し出すと
百合愛ちゃんは俺の手をとって立ち上がった。



「いっしょに行こ!」



「うん!」



ずっとこのままだと思ってた



でも、そんなわけ無かったんだ。