【完】ワガママクイーン

その時、私はハッとし
何故か急に恥ずかしくなってきた。



「え・・・えっと・・・
お!女の子を置いて、ひ、一人でか、帰るなんて!あ、ありえないわ!!」




「・・・・・・」



しばらく沈黙が続き
気まずい空気が流れた。



ど、どうしよう・・・




「・・・あぁ!」




優が急に声を出したので
私は驚いた。



「確かに、こんな遅くじゃ女子一人で帰らせるのは
危険だな・・・」



「そ・・・!そうよ!」



「じゃあ!俺と一緒に来るか!?」



「・・・だから、さっきからそう言ってるでしょ?」



「・・・う」