「はぁ!?そんな時間ねぇよ!」



「私に逆らうの!?生徒会室に全然来なかった新米の癖に!」




「うっ・・・!」



それを言われると、逆らえなくなってしまった・・・。




「でもそうね・・・、そろそろ、お昼休みも終わるし・・・
わかったわ、これからも生徒会室に来て、ちゃんと仕事をするなら許してあげる」



「わ・・・分かりましたよ・・・」



もしかして・・・このための、なんかの作戦か・・・?



「いや・・・まさかな・・・」




「ん?なんか言った・・・?」



百合愛はさっきまで握り潰していた
クリームパンを美味しそうに食べながら言った。



「え・・・クリームパン嫌いなんじゃ・・・」



「あら?嫌いなんて一言も言ってないわ」




「・・・そんなに食べると太るよ?」



俺は冗談っぽく言ってみた。



ギロッ・・・!



百合愛はかなりの形相で俺を睨んだ。



「す、すいません・・・」



あぁ・・・俺、なにしてんだっけ・・・?