【完】ワガママクイーン

「おーい!優!」


後ろから、俺を呼ぶ声がした。



「リク・・・。俺、お前のせいで振られたわ」



「え・・・?」



完全な八つ当たりだ・・・
俺は、最低だ・・・。


「じゃあな・・・!」



俺もそう言い残し、家に帰った。



「ただいま・・・」



「お兄ちゃん、お帰り。遅かったね」



「花梨・・・。ただいま・・・」



「どうしたの?何かあった?」



「いや・・・まぁ。実は、奈緒と別れた」



「え!?どうして!?」



「奈緒、他に好きな奴ができたんだって・・・」



「好きな人・・・?誰?」



「・・・。リク・・・」



「え!?お兄ちゃんの親友でしょ!?」



「まぁ・・・。親友ってのは関係ないけどな・・・
もういいんだ、俺、自分は諦めいいほうだと思うし・・・!」



「お兄ちゃん・・・」