【完】ワガママクイーン

ど、どうしよう・・・早く来すぎたかな・・・


駅の大きな時計を眺めながら私は思った。



結局、服は清楚系のワンピースとコートにしちゃったけど・・・
これで良かったのかな・・・?


「お~い!」



「あ!こ!光輝先輩!きょ、今日はよろしくお願いします!」



「うん、よろしく。あれ?今日はポニーテールじゃないんだ?」



「は、はい。こっちの方がいいかなって・・・」


百合愛がいつも髪を結んでいないから
光輝先輩もそのままの方が好きかなって思ったんだけど・・・


「じゃあ、行こうか?」


「は!はい!!」


しばらく歩いていると
私はさっきから気になっていることを何となく聞いてみた。


「ど、どこにいくんですか?」



「ん~?近くに大きい公園があるから、そこに」



「そ、そうですか・・・」



しばらく無言が続いたけど割と直ぐにその公園に着いた。