「あらー。」 保健の先生が自分がケガしたみたいな、いたそうな顔でしゃべる。 「まあ、消毒するわね。」 「はい。」 消毒はすっごくしみて痛かったけど、我慢して戻った。 「大丈夫?」 クラスの子はみんな心配してくれた。