ピリリリリー。ピリリリリー。

「…っ」

カチャッと目覚まし時計を止める。

寝みぃ…。
昨日の夜、いみわかんねーファションショーに付き合わされたからな。

俺は支度をして下に降りた。
4時40分だった。5時に出発だから、もう全員そろって………ねぇ。

「舞花、まだ支度してんすか…?」

「うん…そぉみたいね〜。龍都君、様子見に行ってあげてくれない?」

「おー…。」
とは言ったものの、舞花の部屋の前まで行くと緊張する。

トントン。

シーン…。

ドンドンドン!

シーン…。

「おい、入るぞ。」

そう言っても返事がなかった。

イライラしながら思いっきりドアを開けると…