【龍都side】

その夜、俺は、自分の部屋で明日の旅行の準備をしていた。

何気に楽しみにしている。

全部の服をリュックに詰めて一息ついた時、コンコンっとドアがなった。

どーせ母さんか父さんが『明日の用意できたかー?』とか聞きにきたんだろーな。邪魔くせぇ…。

「用意は全部したから。」そう言いながらドアを開けると、立っていたのは舞花だった。

手にはすっごい数の服を持っている。

「ねえ、旅行に来ていく服、何がいいか一緒に決めてよ!」

ちょー笑顔の舞花。
これは断れねぇなぁ。
仕方なく入れたら、そこから1時間くらい俺の部屋で舞花のファションショーが続いた。

「ありがとう。龍都にオススメされたやつ着てくね♪ばいばーい。」

そう言って満面の笑みで帰った。
時計に目をやるともう12時だった。

目覚まし時計を4時に合わせてすぐに寝た。