翌日




朝、学校に着くと俺は真っ先に親友の慶賀(けいが)のところに向かった。

「おう、龍都はよー」

「うす。」

「どーした?表情暗くねーか?あっ…さては、舞花ちゃんに振られた、とか?!」

バコンッーーー

俺が蹴った慶賀の机は音を立てて倒れた。

「えっ…どーしたんだよ。ごめんって、冗談だって…!」

慶賀は必死に俺の機嫌をとっている。