エピローグ

優へ
さようなら
直接会ってお別れしたかったけど、そんなことしたら私お別れできなくなっちゃう。
ごめんね、ほんとうにごめんね。
私にはもう時間がないの。
あなたと過ごしたこの3年間忘れない忘れられるはずがないよ。
どんな季節も優といれてすごく幸せだった。
ほんとうにありがとう。
愛より




君は何処へいってしまったのだろう。
僕は走る、精一杯走る君が何処か僕の僕が知らない何処か遠く手の届かない何処かへ行ってしまわない様に。
もう、届かないと分かっている見つからないと分かっているけど僕は君のことを探している。


僕達が出会ったあの温かな春の夜のように君を見つけられると信じて。