家出少女、拾いました。

父親が精神科に入院してから3年が経った。

その日は冬にしてはとても暖かい日だった。

いつものように学校で授業を受けていたら、突然校長が「橋本龍司はいますか!」と大きな声で尋ねた。

「橋本は俺です。」

なんで校長が俺を探してるのかわからなかった。いや、わかりたくなかった。

きっとこの時、俺は瞬時に理解していたのかもしれない…。