「ごちそうさま」
飯を食い終わり食器を流しへ運ぶ。
これもいつものこと。
「涼、これから勉強?」
「ん。風呂は最後でいいから」
「うん、分かった。じゃあ頑張ってね」
「あぁ」
部屋に戻りベッドに
「親父…俺が先輩を好きなの分かってんのかな」
親父は勘が鋭い。
いや、親父だけでなくお袋もだ。
あんなど天然でも勘は鋭い。
まぁ、そうでなきゃ親父の嫁は務まらないが。
だけど…
「はぁ~最低」
絶対親父は余計な邪魔をする。
俺をからかって面白がる。
あんな性格でよく会社を経営してんな。
一重にお袋と誠叔父さんのお陰だろうな。
はぁ~
いつまでもくよくよしてなんない。
先ずは宿題を済まそう。
――
―
出来た。
もう10時か。
先輩…何してんのかな?
やっぱり受験生だから勉強してんだよな。
ふぅ~
俺…重症みたい。
溜め息ばかりついて考えるのは先輩のことばかり。
マジにヤバいよな。



