不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~




校長等も

「頭を上げて下さい。はい、藤倉さんのおっしゃるようにこれから頑張っていきます」

「テニス部も技術の前に人としての常識から改めて教育していきたいと思ってます」

学校によってスポーツ部の場合は技術と言うか実力至上主義でいく場合がある。

そのスポーツの実力がある程度抜き出ていれば授業を少しくらいサボろうがテストで赤点採ろうが目こぼしされる場合もある。

スポーツ特待生にはわりとそれが多い。

だから、たまに、ほんのたまにアイツのような勘違いする奴が存在する。

悪いのはもちろん本人だが、その生徒をちゃんと教育出来ない学校にも問題がある。

「また改めまして陽菜さんに挨拶をさせて頂きたいと思ってます。今は私達には会いたくはないでしょう。どうしても木田のことを思い出すだろうし」

「はい。暫くはそっとしてやりたいと思ってます」

深々ともう一度頭を下げて校長等は出て行った。

これからたぶん緊急会議だろう。

下手をするとテニス部部長と監督は責任を取らされる。

いや、校長と担任も。

そしてテニス部はもしかしたら試合を辞退することに。

アイツ1人の為に…

やるせない。

だから尚更…許せない。