「木田、いつまでも往生際が悪いぞ。さっさと認めろ。そうでないと罪は重くなる一方だ。テニスも出来なくなるぞ」
監督が側に寄り説得するように。
だが
「テニス?は、もうどうでもいいよ。あんな下手な奴に負けるなんてもう潮時だ」
「木田?」
「木田、お前テニスが好きなんじゃないのか?テニスにかけてた」
「はっ!別に。ただかっこいいって思って始めたらちょろくて選手になれて推薦で高校にも入れて大学も推薦してもらえるならと思ってやってただけだ。特に好きだとかましてかけてたなんてドラマじゃあるまいし」
「……」
「……」
コイツは…
「雅巳、あ、あんたって」
「凛だってそうだろ?俺がテニスが強いから好きになったんだろ?一緒だよ。俺がお前と付き合ったのもお前がテニスのスターだったからだ。それが足を怪我しやがってテニス出来なくなりやがって。なのに俺をふるなんて何考えてんだよ?お前のおかげで俺 は怪我をした女をふった男って言われたんだぞ」
「ち、ちょ!お、お前な」
俺が殴りかかろうとする…



