「てめぇ、何グダグダ言ってんだ!陽菜にやられた?その前にお前は陽菜に何をした?こんな子どもの腹を殴り顔を殴り腕に刃物傷をつけてその上に此所に閉じ込めたのは何処の誰だ?」
俺の形相が凄まじかったのか後退り
「お、お巡りさん、ほらコイツは俺にこんな酷いことを。全部嘘だ、コイツの作り話だ。被害者は」
「て、てめえ!」
何処まで腐ってやがるんだよ、コイツは!
「『ひ、陽菜ちゃん』『ちょっと!開けてよ』 『煩い!静かにしろ』『あんたほんとに馬鹿じゃない?静かにしろって言われてする馬鹿いないわよ』 『ちょっと、ほんとに出してよ。トイレに行きたいんだから』『トイレ?』『そうよ、ずっと我慢してんだからね。トイレに行かせてくれないならこの部屋でしてやるから。ここあんたの部屋でしょ?汚していいならベッドにしてやる』『ち、ちょっと待て!凛、また後から掛ける』」
水島先輩が携帯を前に突き出している。
今の携帯はスマホで機能は充実している。
「り、凛」
コイツの顔が真っ青になった。
「電話、録音したの。これがあれば言い逃れはもう出来ないでしょ?前半部分も聞く?これ一応警察に提出するから。あ、陽菜ちゃんが逃げ出して掛けてきた電話も録音してあるから」
あんな時でも咄嗟の機転で録音している。
やはり先輩は凄い。



