不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~




「で、アイツがのびてる間に部屋を出て、アイツがドアの前につっかえ棒として置いていた雑誌や服が詰まった衣装ボックスって言うの?あれを動かして閉じ込めた」

「そっか」

「お兄ちゃん」

「ん?」

「私が鞄で殴ったのって罪になるの?」

心配そうに。

「ならないさ。その前に殴られてカッターで傷つけられて誘拐までされてるんだから」

俺なら半殺しにしてるだろう。

一通り話しを聞き終わって

監督が

「…以上のようです。警察に連絡しても。はい、お嬢さんは大丈夫です。顔と脇腹を殴られ二の腕をカッターナイフで掠り傷をおわされてはいますが。はい、じゃあお願いします。マンション前 の公園で待ってます」

携帯…

誰と話しているんだろう。

監督が携帯を切り

「今の話しを携帯を通して校長に話した。校長から警察に連絡してもらう。直ぐに警察が来るからそれまでは待てと」

もう俺達の手を越えて完全に刑事事件になっている。