不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~




BuBuBuBu

再び水島先輩の携帯が。

「雅巳!」

『凛ちゃん』

「ひ、陽菜ちゃん」

陽菜?

「先輩、代わって下さい」

差し出す携帯を受け取り

「陽菜、大丈夫なのか?アイツは」

『お兄ちゃんもいるんだ、よかった。今お兄ちゃんにかけようと思ってたんだよ』

何でこんなに落ち着いてるんだ?コイツは。

「陽菜、あの男は?」

アイツが横にいるのにこんな風にのほほんとしてられない。

『うん。部屋に閉じ込めた』

「閉じ込めた?!」

周りにいるみんなも顔を見合わせ

「どういう意味…あ、それは後だ。とにかくアイツとは一緒にはいないんだな?」

『うん』

「だけど部屋から出てくる可能性は?」

今にも出て来たら陽菜は…

『大丈夫だと思うよ。のびてたもん。でも一応部屋は出た。今はマンション前のコンビニにいる。帰ろうと思ったんだけど此所が何処なのか帰り道分からないし』

コンビニなら人がいるから安心だ。

「じゃあ今から迎えに行くからそのコンビニから出るな」

『うん』