「お兄ちゃん喉渇いた」
ん?
「ジュース買って来て」
「はぁ?俺に行けってか?」
なんちゅう我が儘な。
「お願い」
こういう時だけ下手に出る。
「分かったよ。何がいいんだ?」
やっぱり俺は陽菜に弱い。
「オレンジジュース」
「ん。先輩達は何がいいですか?」
「いや俺も行くよ」
「大丈夫です。代わりに陽菜をお願いします」
「お兄ちゃん!」
陽菜が膨れた。
「ハハハ…了解」
先輩達のオーダーを聞いて売店へ。
「涼君」
振り返ると
「先輩」
「私も半分持つよ。涼君1人で5つは無理」
追いかけて来てくれたんだ。
飲み物を買い戻りながら
「先輩ホントにすみません。陽菜が我が儘で」
「ううん。ちょっとも我が儘じゃないよ。陽菜ちゃん可愛らしいし。千恵と千葉君楽しんでるし。こんなこと言ったら陽菜ちゃん怒るかも知れないけど陽菜ちゃんって見てたら飽きないって言うか、あの2人にも妹いないから陽菜ちゃんが可愛いいんじゃない ?勿論私もだけど」
「そうですか?」
「それにね」
「はい?」
「本当は4人で来るのがちょっと」
「えっ?」
俺と来るのが嫌だったのか?
「あ、違う違う。涼君が考えてるようなことじゃないの」
先輩が俺の顔を見て焦って
「4人で来てたらね、絶対にあの2人にからかわれ続けるもん」
「……」
「私もだけど涼君も居心地悪いでしょ」
確かに。
あの片桐先輩なら…
当然からかうよな。
「だから陽菜ちゃんが一緒の方がいいと思って。あの2人なら絶対に陽菜ちゃんを構うもん」
先輩が悪戯っぼく舌を。
せ、先輩…可愛すぎます。



