不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~




駅に着いて

「よかったね、お兄ちゃん。まだ誰も来てないよ」

「あぁ」

――



「陽菜ちゃん、涼君」

「あ、凛ちゃん。おはようございます」

「おはよう」

「先輩、おはようございます」

「おはよう」

今日の先輩はジーパンとクリームイエローのTシャツにチェックのシャツにキャップ

少年ぽい恰好だけど女らしい。

「陽菜ちゃん可愛いTシャツね」

「ホント?お兄ちゃんが選んでくれたの」

「涼君が?いいセンスね」

「あ、いや」

適当に選んだんだけど。

「凛ちゃんもキャップ被っててよかった。陽菜ね、帽子嫌だったんだけどママがどうしても被れって」

「フフフ…何で嫌なの?」

「だってポニーテール崩れちゃうもん」

――



女同士の会話は尽きない。

って、俺の口を挟む暇もない。