不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~




「涼」

「ん?」

「陽菜のお守り賃だ」

親父が小遣いを

「これで頼むな」

20000円も!

「親父、ありがたいけど多い」

「入園料だけでもいくら学生でも2人なら片手はいるだろ」

確かに。

結構高い。

「入園料と交通費と飯代だ。余ったら母さんに土産を買ってこい 」

「ん、サンキュー」

相変わらず母さん大好きなんだな。

ま、そんな親父が好きだけど。(絶対に本人には言わないが)

お袋と陽菜が降りて来て朝飯を食って

また家を出るまで一騒動

お袋に髪をくくってもらいポニーテールにして

どう帽子を被るかと鏡の前で悪戦苦闘

やっと納得して

「陽菜 行くぞ」

「あ、うん。パパ、ママいってきます」

何が早めの8時40分だ。

もう45分になってる。

「陽菜 急ぐぞ」

「あ、待ってよ」

駅までは歩いても10分くらいだから大丈夫なんだけど。