不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~




「じゃあ そろそろ失礼しようか?」

「そうだね」

千葉先輩が時計を見て

「あ、じゃあタクシー呼ぶわ」

「えっ、志織さん大丈夫」

「何言ってるの。もう11時よ。タクシーで帰りなさい。あ、悠ちゃんは泊まるのよね?」

お袋が悠に

悠が晩飯を食いに来た時はいつも泊まっていく。

「あ、今日は帰ります。明日練習あるし」

千葉先輩をちらっと見て

「あらそう。じゃあ千葉君達と一緒にタクシーでね」

「はい」

お袋が電話をかけに行き

千葉先輩達が親父達に

「今日はありがとうございました」

「いや此方こそ。陽菜の下手な演奏を聴いてくれてありがとな」

「パパ ひど~い」

また陽菜が膨れた。

「ハハハ…また遊びにおいで」

「はい」

片桐先輩が目をキラキラさせて親父を見てる。

あ~

また哀れな犠牲者が此処にも1人。