不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~



「あ、おじ様 こんばんは。お邪魔してます」

「陽菜が迷惑掛けてるんだろ。すまないな」

「パパ」

陽菜が膨れている。

「クククク…陽菜、膨れんな」

「おじ様、陽菜ちゃん迷惑なんて掛けてませんから」

「ね~」

お袋が

「陽菜、手伝って」

「は~い」

慌てて台所へ。

「あ、志織さん私も」

先輩も台所へ。

親父をおじ様か。

親父も満更でもないって顔してるし。

何か面白くねぇ。

俺以外みんな親しいのかよ。

「涼」

「……」

「涼」

「あ、あぁ」

「何をぼけっとしてるんだ」

「何でもねえよ」

「クククク…」

親父が笑ってる。

「何だよ?」

「いや。ハハハ…」

意味分かんねえし。

「お前も膨れんな。お前も陽菜もじきに膨れるのは志織に似たんだな」

何だか嬉しそうだし。

どんだけお袋が好きなんだよ。