あたしはあなたを屋上に呼んだ。

いい返事じゃなくても、キッパリ諦めよう。

でも、しっかり伝えよう。




『おう!!!』

来たっ!!!!!

『話ってなに??』

よし


『実はあたし・・・あなたの事が・・・』

『・・・』

うぅ、好きが出てこないよ。

苦しいよ。

怖いよ。

『・・・・好きっ』

『・・・』

黙り込むあなた。

何か・・・言ってよ。


『だから・・・・良かったら・・・付き合って・・・下さい』

『・・・ありがとう。俺、マジで嬉しい。けどな・・・お前の事を恋愛感情として見れないんだ・・・だから・・・ごめん』

『そっか・・・そうだよね・・』

『でも、お前は俺にとって最高のダチだから。。。俺がもうちょっと大人になったら。。。見れるかもしんねぇ。恋愛感情として』

『ありがと。本当にありがとね。色々メーワクかけてごめんね』

『ううん。全然』

『じゃ』

『じゃあ』

その言葉を最後に、走り去って行くあなた。

愛しい

愛しい

あなた。