[あー、緊張するー]


      駅へ向かってる時に

      ずっとぼやいてた。

      初めて会うんだから

      緊張するのは当たり前だけど。

      すると、私のスマホが

      震えた。

               
      [今どの辺?]

      [もうすぐ着くよ!]

      [○○前で待ってる]

      [着いた!どんな服着てる?]

      [白シャツに黒ジーパン

      黒のキャリーバック]


      私は着くなり龍くんを探した。


      [今○○前にいるよ?]


      そう打つと電話がかかってきた

      私はいきなりでビックリしつつも

      電話に出た。



      [も、もしもし]

      [どこ?]


      電話して数十秒で見つけた。

      やっと会えた..

      大好きな人。


      [意外と近くに居たね、

      おいで。]


      龍くんがそう言うと

      両手を広げた

      私は迷わず龍くんに

      抱きついた。  


      本物の龍くんは

      思ってた以上に

      身長が高く

      肩幅が広くて

      幼さも残ってるけど

      どこか大人で、

      かっこよかった。


      
      思わず好きと

      言いそうになったけど

      何とか抑えた。