「そっか....」
「じゃ....きちんと自分の話しよっか。真琴からどうぞ」
そう言って私を見つめる
「わ....私?!?!」
「うん。」
「えーと....私は浅見真琴。誕生日は3月3日で....天涯孤独歴3年です....よろしく?」
ーパチパチ
日向の拍手が聞こえる。
「質問していい?」
「どーぞ」
「なんで天涯孤独?」
それは誰にも言ったことがない話だった。
「母は私を産んで....父は疲労で....」
「そっか....ごめん。辛かった?」
「最初はかなり辛かったよ。1年間声でなかったしね。けど今は泣き方も忘れちゃったし....辛くないよ」
こういう時泣けなくて良かったと思う。
だって....泣くことができたらきっと日向の前で泣いているだろうし....
「次は日向!」
「俺か....葵日向 誕生日は5月5日、病気になったことありです。よろしく。」
「し....質問!」
「はいどーぞ?」
「どんな病気だったの?」
「小児がん」
がんって....死んじゃうやつだよね
「もう完治してるから大丈夫」
よかった....いろいろ事情があるもんなんだね
「結構波乱な人生過ごしてるね。わたし達」
「だな」
けどその返事は素っ気なくて....彼の横顔は消えてしまいそうなほど悲しそうで....
ーぎゅっ
「真琴??」
「大丈夫大丈夫」
ーポンポン
私は彼の頭を撫で続けた。
....てか私の体が大丈夫じゃないんだけど....
「ね....ごめ....日向....保健室連れてってくれないかな....?」
「え....真琴。すごい熱じゃん」
ーフワッ
「え....歩けるよ....」
日向は私を抱き上げて階段を下りる。
「無理すんなって」
「ごめんね....」
そう言って私は意識を手放した。
「じゃ....きちんと自分の話しよっか。真琴からどうぞ」
そう言って私を見つめる
「わ....私?!?!」
「うん。」
「えーと....私は浅見真琴。誕生日は3月3日で....天涯孤独歴3年です....よろしく?」
ーパチパチ
日向の拍手が聞こえる。
「質問していい?」
「どーぞ」
「なんで天涯孤独?」
それは誰にも言ったことがない話だった。
「母は私を産んで....父は疲労で....」
「そっか....ごめん。辛かった?」
「最初はかなり辛かったよ。1年間声でなかったしね。けど今は泣き方も忘れちゃったし....辛くないよ」
こういう時泣けなくて良かったと思う。
だって....泣くことができたらきっと日向の前で泣いているだろうし....
「次は日向!」
「俺か....葵日向 誕生日は5月5日、病気になったことありです。よろしく。」
「し....質問!」
「はいどーぞ?」
「どんな病気だったの?」
「小児がん」
がんって....死んじゃうやつだよね
「もう完治してるから大丈夫」
よかった....いろいろ事情があるもんなんだね
「結構波乱な人生過ごしてるね。わたし達」
「だな」
けどその返事は素っ気なくて....彼の横顔は消えてしまいそうなほど悲しそうで....
ーぎゅっ
「真琴??」
「大丈夫大丈夫」
ーポンポン
私は彼の頭を撫で続けた。
....てか私の体が大丈夫じゃないんだけど....
「ね....ごめ....日向....保健室連れてってくれないかな....?」
「え....真琴。すごい熱じゃん」
ーフワッ
「え....歩けるよ....」
日向は私を抱き上げて階段を下りる。
「無理すんなって」
「ごめんね....」
そう言って私は意識を手放した。
