向日葵

ほんと向日葵も似合うけど....やっぱり太陽

「日向....はさ....なんで転校してきたの?」

「残りの人生を....ここで過ごしたいから」

その時の彼を....私は一生忘れないと思う。

「ひ....日向?」

「....なんてな!!ウソウソ!!」

う....嘘かよ。

「嘘....?」

「そうそう!」

「ほんとに?」

なぜか嘘をついたように見えて....だって....

彼の笑顔が太陽ではなかったから....

「嘘なんかついてねーって」

「そ....」

ならいいけど....変な冗談。

「真琴はさ、好きな奴いた事ある?」

「は?ないない!!!!」

だって....両親が死んでそれどころじゃなかったし....

「俺さいたんだよな。」

ーズキ

なにこれ...胸が痛い...。

「そっ...」

「俺の事情知って...離れてったけど...マジで好きだった...」

「へぇ...私は両親が死んで...笑えなくなって...1年ぐらい声でなかったんだ」

「そうなんだ」

「だからそれどころじゃなかった」