「真琴〜いくぞ〜」

「あ....うんっ」

今から萌香、私、萌香の友達の葉月ちゃんと合コン!

「えーと真琴は....如月陸くんと隣でカラオケです〜」

「誰かわかんないよっ。」

「大丈夫。真琴ちゃん!萌香と私で誘導するから!」

「今から来る中で1番カッコイイんだよ〜?でもわたし達のタイプは別にいたの〜」

「そうそう!」

葉月ちゃんも萌香も相当興奮してる

「が....頑張るよっ」


「萌香ちゃんたち〜」

「あ!私の目当ての廣くんだぁ!久しぶり〜」

「久しぶり!葉月ちゃんもお久しぶり!!」

「お久しぶりです!」

なんか知り合いなのかな?

「廣くんっ、こっちは真琴!可愛いでしょ〜」

「初めまして....!綾瀬廣です!よろしく〜」

「あ、はい!」

喋りやすいって言うか、軽そう?

「まだ廣くんだけー?」

「怜央は来てるけど....あ!やっと陸きた!」

あ....あの人か....。背高いな。カッコイイし....

「おい....廣。俺が気に入ったやつ相手にしてくれるだろーな。」

「あったりまえ☆」

星が見えた気が....

「やっぱ陸くん!かっこいいね〜」

「超カッコイイ!!!」

萌香と葉月ちゃんがさっきのノリで話しかけるから焦ったけど大丈夫そう....

「どーも....。あんたは....新人?」

如月くんは私の目の前に立って顔を覗き込んでくる。

「え....あ....新人?そうです!!」

顔が近すぎてあたふたしてしまう....。

「名前は?」

「名前....あ....浅見真琴です....」

「緊張してるんだ?」

してるよ!!80%は如月くんのせい!!!

ーぎゅっ

如月くんは手を繋いできた。

「え....?!あのっ。」

「今日はよろしく。真琴。」

ほかの男の子に呼び捨てにされたのは初めてだった。