「それがいつも通り...日向らしいよ」

「おれ...らしくなかった?」

「うん。全然。」

「マジかよ。」

気づいてなかったのか...無意識ならもっと悪い.......

それだけ本気ってことでしょう?

無自覚すぎる。はぁ....脈なしじゃん。キツいよ....



「今日はありがとう。すっごく楽しかったわ」

「いえ....私も楽しかったです!!」

夕方わたし達はそれぞれ家路についた。

私と日向は帰りながらいろいろ喋った

「今日はサンキュな」

「全然っ....」

「........」

..花音さんのこと考えてるね。

「あのさ....日向」

「ん?なに?」

「日向さ....花音さんのこと好きでしょ。」

日向は目を見開く。なんでって顔。

「分かるよ。。。どうなの?」

「....................好きだよ。」

その瞬間私の中で何かが壊れた。

大きな音を立てて崩れ落ちた。

「や....やっぱりなぁ....そうだと思った」

「それなのにごめん。恋しようなんてこと言って」

やっぱり....好きなんだよね。私は失恋か。

「日向!!!........この関係終わりにしよ!」

「え....?」

「正直言うけど…日向の気持ちがわかってる上で私は....付き合えない」

心が叫んでる。こんなのやめたいって....

よかった....泣けなくて....ほんとよかった。

「私は日向に出会えて毎日が変わったよ。暗かった私の世界に太陽みたいに光をくれた。おかげでほら....」

ーにひ

笑えてる?私笑えてる?きっと大丈夫。