私が偽の日向の彼女になって1ヶ月後

日向がダブルデートすることになったって言ってきた。

もちろん偽の彼女の私も行くことに....

「ごめんな....。真琴」

「ちょ....ちょっと....朝から暗いよ!!」

ーバシッ

私は日向の背中を叩く 。

「実をいうとさ....今からくる女の子....」

「なに....?」

「俺が好きだった子」

日向から....離れていった??

「俺....がんなったの中1でさ、2年戦ったんだ。その時好きだった子。」

き....聞きたくなかったかも....。ベタ惚れしてんだもん....。

「今からくる男は俺の親友。2人がキスしてるところ見てさ....それから離れてったけど...今は大丈夫。」

「そ...っか...。」

ーチクン

なんでこんなに胸が痛いんだろう...

私...もしかして...日向のこと...す...き?

「あっ、来た」

「嘘!!」

その女の子は...すっごく可愛かった。天使って言葉が似合うくらい。

正直私は帰りたくなったんだ...

「あなたが...日向の彼女さん?」

ふわふわした髪の毛。小さめの体。
白い肌 。 真っ赤な唇。可愛い笑顔。

直毛で...165センチあって...笑えない私とは大違いだった........