大好きだけじゃ足りない。








カタカタ鳴る腕と足を無理矢理公園の出口へ向かわせる。


「あー、どこ行くのー笑笑」



嫌だ...



嫌だ...嫌だ


嫌だ嫌だ嫌だ.........!!



何であたしばっかこんな目に合わなくちゃいけないんだろう。




誰か...



誰か助けて......






「待てよ〜、理紗ぁ〜」





来ないでよ



あたしは溢れ出てくる涙を拭いながら、


こけそうになりながら、



公園を出ようとした。