感情を捨て、苦しいとすら感じなくなっていた少女。 そんな少女が、今、 声を大きく上げて泣いている。 何年も苦しめ続けられてきた男から ようやく解放されて…… 「今までよく頑張ったな」 この子が、どうしようもないほど愛しいと思った。 この手で一生守っていきたい。 俺自身が幸せを与えてあげたい。 この先も…… ずっとずっと…… 「凛。 神楽坂の名字、捨てよっか」 「え……?」 「横川凛になれよ」 俺がこの子の傍にいたいから……。