次の日から授業が終わると1組にいって話していた。
他の女に、「彼女なの?」なんて言われたけど無視をしていた。
やっぱり、菜々子はモテる。
モテるけど、俺が近づいたせいで他の男子は、近寄り難くなった。
仲良くなるにつれて、心を開いてくれて…遊びに行ったりしたり、相談相手になったりした。
もう、完璧な友達関係だった。
俺だけだと、思ってた。
菜々子にとっての男子の中で一番の仲のいい友達は。
でも、もう一人いた。
そいつは、井上拓海と言う奴だった。
俺が1組に行くと、同じクラスの井上拓海と菜々子の親友のみどりといつも話している。
俺が近づくと、気を使ってかしらないけど、友達のとこに戻る。
俺はライバル意識を持っていた。井上拓海に。
だからか、もう、友達なのはいやになっていた。
彼氏という立場になりたかった。
だから、思い切って告白した。
出会って5ヶ月ほどだった。
そうしたら、まさかの、OKをもらえて…。



