みどりも苦笑い。
「みどりありがとう。
リビングは、騒がしいから私の部屋でご飯できるまで話そう?」
「あ、そうだね!ご飯ごめんね?」
「いいの、いいの。
お母さん、私の部屋いるから!」
冷蔵庫の前で騒いでいるお姉ちゃんとお兄ちゃんをほっておいて私と、みどりは私の部屋に向かった。
リビングで
「え?!うえ上がっちゃう?!」
「リビングいてよー」
なんて、声が聞こえてきたけど無視無視。
ガチャ
部屋の扉を開けると、みどりは疲れていたのかベッドにすぐ横になった。
「はあああ…」
私は、カーペットが敷いてある床に座った。
「色々、菜々子も悩んだと思うけど私も悩んだ…」
そうつぶやくと、みどりは目を手でおおって、今にも泣きそうな震えた声で謝ってきた。
「ごめん…ごめんね…。」
「…え?!なんで、みどりが謝るの?
みどりは、何もしてないよ?」
逆に、私が感謝しないといけない側なのに。
「だって…私が、仮の彼氏つくれなんていったからぁぁ…」
そこまでいうと、みどりは涙をボロボロ流しながら泣いてしまった。
「いいの!大丈夫だから!
みどりは、悪くないの!だから、ほら!
泣かないで?」
そういうと、みどりは私に抱きついてきて
ボロボロ泣いている。



