「グスッ………それにしても、菜々子辛かったね…」
お姉ちゃんは、私の頭を撫でて優しい声で慰めてくれた。
「許せねえー!!!」
お兄ちゃんも、優しい目で私を見てそういって和ませてくれた。
「私は、今、淳に対しての気持ちより
拓海に対しての気持ちの方が大きい…」
好きになってた。
淳の方に気があるうちは
拓海のことを何も気にしてなかったんだけど、仮の彼女になってみて、拓海の優しさがすごいわかった。
だから、信じきって勝手に信用していた。
まだ、拓海の本当の気持ちがわかっていなかったはずなのに。
「拓海のことしか考えられないの………」
「……………………菜々子…」
ピーンポーン………………
「はーい」
チャイムがなった。
お兄ちゃんがでてくれている。
きっと、みどりだろう。



