「私は、大丈夫だよ。そろそろ起きようかなって思ってたし」
喧嘩してたから、フォローするのが遅いけど…。
「え、そう?なら、よかったわ」
そういって、お姉ちゃんは台所に行ってお母さんの手伝いを始めた。
お兄ちゃんは、ソファには座らずリビングのイスをソファの横に置いて座った。
「お兄ちゃん、ソファ座らないの?」
私はお兄ちゃんが座れるだけのスペースをとった。
「えー?ソファ飽きたからいい」
「そーなの?」
「うん、菜々子使って」
きっと、お兄ちゃんがソファ飽きたなんて嘘。
お兄ちゃんなりに気をつかってくれたのかな。
「お兄ちゃんありがとう」
「お兄ちゃんありがとう…………って…………菜々子ぉぉ……(´;ω;`)」
忘れてた。
シスコンだ。



