「もう、どうしたらいいの…」
もう、別れたい………。
「別れたら?」
「へ?」
「別れたいって言ったことある?…な、わけないよね…」
自分から言えないんだよ……。
だから、淳から言ってくれるのずっと待ってるんだけど…。
「とにかく!どうにかしようよ。
菜々子が可哀想…」
可哀想ってものじゃないよ………。
「あ…菜々子の彼氏」
そう言って、拓海は窓の外を見た。
「本当だ…」
今日は…………
「生徒会の副会長の梅本さんだ…」
「は?!まじで?!」
生徒会の書記、梅本 遥
容姿端麗、成績優秀。
生徒からの人気もめちゃくちゃあるって噂。
「梅本さんにいっちゃったんだ…」
今まで、そこらへんの普通に可愛い女の子達と遊んでたけど………。
まさか…梅本さんにいくとは思わなかった…。
普通にショックなんだけど……。
「ありえない淳くん……」
「俺…行ってくる」
「いや、大丈夫大丈夫!」
「おい菜々子。そんな我慢しなくて…」
「ほんっっとに大丈夫だから!!」
もう、気持ち冷めてるし…。
嫌いだし。
浮気ばっかりして………



