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朝ごはんを食べて、歯磨きをして
制服に着替えた後、拓海から電話がきた。
「…………ピッ………もしもし」
《もしもし。ごめん、急に電話して》
「あ、全然大丈夫だよ!………で、何かあったの?」
《今日一緒に行けないって話…》
「そうなの?用事?」
《みたいな感じ》
「そっか…………わかった」
《ごめんな。》
「いいよ、いいよ!遅刻はしないでねー!」
《わかってるよ(笑) 》
「そだよね(笑)じゃあ、また後で!」
《うん、ばぃばい》
「ばぃばい………………プツッ………プープープー」
一緒に行けないだけで少し寂しい。
けど、拓海の声を聞くとモヤモヤしていた気持ちが消えていくみたいに…なんだか気分がいい。



