浮気彼氏に復讐します

「あのさ」




「っ！！はい。」



拓海が、私の目を見て話してきた。



「ごめん。許してくれなんて言わないから。」



そう言うと、「好きだ」と言った。




「…………………え？」




突然のことで、びっくりした。



「俺、菜々子が好きだ。」



「……正直に話してくれたら…こんなに傷つかなかったのに」



「…ごめん…でも…菜々子が…」



「私がいじめられちゃうから。でしょう？」



「うん…」




私は、急に、拓海がすごく愛おしくなってきた。



「ありがとう。」


「えっ」



「私も、好きだよ！」