翌朝、俺は学校に登校すると
1番に3組の教室に向かった。
俺はあいつ等とは違って5組だったが
愛梨が心配だった。
…、俺こんなに友達想いな奴だったっけ
3組の教室をみると愛梨は笑顔で真由香ちゃんと
話しているのが見え、とても安心した。
「愛梨、真由香ちゃん、おはよ」
俺が話しかけると愛梨は少し驚いた顔をした。
「智洋、そんなに爽やかに挨拶するヤツなの?!」
あ、愛梨完全復活したか
俺は少し嬉しかった。
「は、どーゆー意味だよ。」
「そのままの意味だよ」
「俺は、元から爽やかなんだよ。
覚えとけ」
「明日は嵐かな~」
なんて、笑いながら言う愛梨。
でも、俺はとても嬉しかった。
真由香ちゃんもとても嬉しそうだった。
それから、何もなく4月は終わった。