佐倉城竜伝説

妖弧「いいえ。」

咲「私は、姫って呼ばれるの好きじゃないの、《みんなと同じこの地球に産まれて、みんなと同じ地球で生活をする》だからね《差別がない国を創りたい》。

咲「みんなの笑っている、顔が無くならないように、私はみんなを守らなくちゃならないんだよ。」「せっかく、大竜王様と白竜さんから凄い力をもらったんだから。」

妖弧「そうなんですか。」

妖弧は咲の話を聞いて、妖弧がまだこの世に命があった頃を思い出していた。

妖弧が若い時、友達も無く山道を歩いていると、狐の群れが妖弧の周りを囲んだ。

そして妖弧に襲いかかってきた。

妖弧は「私はもうだめ、ここでもう死んでしまうのね。」

そう思っていた、意識も薄れてきた。

その時一匹の狐がやって来て狐の群れに飛びかかり、狐達を追いやった。

妖弧が気がついた時、隣にいた狐が声を掛けてきた。

「大丈夫か。」

妖弧「うん。」「ありがとう。」「あなたの、名前は。」

「俺は勇気。」