佐倉城竜伝説

その様子を餓鬼が見ていた。

餓鬼「黒龍、大竜王を倒すのは、今しかないぞ。」「あの娘の力が100%になる前に大竜王を倒さなければ、早く倒すのだ。」

黒龍「分かっている。」

餓鬼は虹玉が手に入れば、妖弧の命などどうでもよかった。

妖弧は城に戻り、咲姫の様子を見に行った。

咲姫の横には、大竜王がいた。

咲「大竜王様。」

大竜王「何ですか?姫。」

咲「白竜さんと黒龍の、話を聞いたのですが。」

大竜王「そうか、聞いてしまったか。」

咲「白竜さんが、自分の意思で虹玉の鍵になったのですね。」

大竜王「私は、間違っていたかも知れない。」「あのまま戦っていたら、勝てていたかも知れない。」「私はどうでも戦いを終わりにしたかったのだ。」

大竜王「それを黒龍の愛する白竜を犠牲に。」

咲「でも白竜さんは今でも黒龍さんを愛していますよ。」「今は、この戦いを終わりにしなければ。」

大竜王「うむ、そうだな。」

妖弧「影で妖弧が聞いていた。」