佐倉城竜伝説

妖弧は黒龍の元へと戻り報告した。

妖弧「黒龍、虹玉のある場所が分かったぞ。」

黒龍「そうか。」

妖弧「あまり嬉しそうじゃ無いな。」

黒龍「俺には、虹玉など、どうでもいい事だ。」「俺はただ白竜の仇を撃ちたいだけだ。」

妖弧「・・・、そうか。」

黒龍「妖弧、あの娘はどうだ。」

妖弧「・・・。」

黒龍「妖弧!どうした?」

妖弧「・・・あっ!ごめん。」「あの娘、まだ完全な力を使えて無いはず。」「殺るなら今だ。」

黒龍「無理はするな、完全ではないが、あの娘の力は無限だ。」「俺には、もうお前しかいないのだから。」

妖弧「・・・じゃあ、城に戻るぞ。」
「黒龍!」

黒龍「ん、どうした?」

妖弧「ありがとうな。」

妖弧は佐倉城へと戻って行った。

黒龍は妖弧の気持ちは、
分かってはいたが、どうしても白竜の事を忘れる事ができなかった。