佐倉城竜伝説

麗「そう、何も感じない。」

勇「何も感じないなら、大丈夫じゃないか。」

麗「何も感じないのが、変なのだ。」
「でも何か、私達と同じ物を感じる。」

咲「同じ物?」

麗「そうだ。」

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白竜が争いの犠牲になって、悲しむ黒龍の姿をみて、最初に声を掛けてきたのが妖弧である。

妖弧は、黒龍の話を聞いているうちに、黒龍の力になってあげたいと、思うようになった。

黒龍と一緒に行動を共にしているうちに、黒龍の事を愛してさまった。

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妖弧が城内に戻ると一匹の小さな狐が、妖弧の耳元で「妖弧様、虹玉の隠してある場所が分かりました。」「城の地下にある部屋に有ります。」「でも部屋の前には家来が二人立っています。」「その家来は人間ではありません。」「あの二人は竜です。」

妖弧「そうか、大竜王が二人を見張りに立たせたのか。」「虹玉のある場所さえ分かればそれでよい、みんな下がってよいぞ。」

小さな狐達は、姿を消していった。