大竜王「私の孫を置いていく、必ずそなたの娘の力になるはず。」「孫の名は、勇」
「そしてこの虹色の玉を守ってほしい。」
「その虹玉には、世界を征服する力がある、その虹玉を狙う者が現れるかもしれぬ、利勝頼んだぞ。」

そう言い残して大竜王は消えていった。

翌朝利勝は、目をさました。

利勝「夕べはおかしな夢を見たなぁ？」

利勝はふと正子の方を見た。すると正子の横に赤ん坊が寝ていた。

利勝は、まさか昨日の夢は、夢では無かったのか！」

利勝の妻正子が目をさまし、隣にいる赤ん坊を見た。

正子「この子が、大竜王さまの孫、勇であるか。」「元気な男の子であるな。」

利勝「正子お前もあの夢を見たのか？」

正子が急に苦しみだした。

利勝「正子大丈夫か！誰か！おらぬか。」

正子の所にお産婆さんがやって来た。

お産婆さん「利勝どの、そなたは表で待っていてください。」

利勝は、そわそわしながら、わが子産まれるのを待っていた。