ランニングコース 〜君の愛のこもったLoveLetter〜1


俺は思いっきり左足を蹴り上げた。

…が、ビクともしない。

マジ!?

俺は座り込んで、周りを確認。

誰もいないのを確認できて、俺は一安心。

あ、そう言えば…!

俺は思い出して、真っ白な家を見上げる。

そこにはさっきの窓は開いてカーテンがヒラヒラいってるものの…。

彼女の姿はない。

シャリ…。

雪を踏みつける音が聞こえた。

見上げた瞬間ビックリ。

だって…薄着の彼女がいたから。

一度も俺の顔を見ることなく、足元をジッと見つめる。

「大丈夫!?お湯溶けると思うんだけど…!熱かったらごめん!」