ランニングコース 〜君の愛のこもったLoveLetter〜1


もう見れただけで、幸せかも。

シャリ…シャリ、シャリ…。

俺の足音は雪のお陰で、存在感たっぷり!

彼女は気付いてくれるだろうか。

シャリ、シャリ、シャリ…。

少しリズミカルきもしれない。

チラリと彼女の方を見ると、目を瞑って俺の足音に楽しそうに笑って合わせていた。

俺の顔はいっきにカァーと赤くなる。

綺麗…それはまさに彼女の為の言葉です。

…嗚呼、俺ちょーしあわーーー

ズッ

「っっ!?」

「ん?」

俺は驚きで声がでない。

彼女の声が聞こえた気がする。

気がするだけかも…。笑