ランニングコース 〜君の愛のこもったLoveLetter〜1


そして、畳まれていたウインドブレーカーに着替える。

ウォークマンを持って、また寒い外にでた。


俺はこの前と同じように、いつも曲がる道を通り越す。

楽しそうだ、そう思った道を曲がる。

「はぁ…はぁ」

寒さで息切れも激しい。

何でだかは分からないけど…。

胸だけはどんどん高鳴るんだ。

西大沢から東大沢に入る。

すると、雪がだんだんと多くなって来た気がする。

雪にハマるとか…やだな。

はずいし…!

そして彼女の家の前の道を曲がる。

すると、窓にはあの時の女の子!

窓から顔を出している。

「やったっ!!」

俺は思わず小声でガッツポーズ。笑