そして、畳まれていたウインドブレーカーに着替える。
ウォークマンを持って、また寒い外にでた。
俺はこの前と同じように、いつも曲がる道を通り越す。
楽しそうだ、そう思った道を曲がる。
「はぁ…はぁ」
寒さで息切れも激しい。
何でだかは分からないけど…。
胸だけはどんどん高鳴るんだ。
西大沢から東大沢に入る。
すると、雪がだんだんと多くなって来た気がする。
雪にハマるとか…やだな。
はずいし…!
そして彼女の家の前の道を曲がる。
すると、窓にはあの時の女の子!
窓から顔を出している。
「やったっ!!」
俺は思わず小声でガッツポーズ。笑

