「…じゃあ、やるぞ。」 「うん…。」 私と、爽汰の指が、触れ合う。 私の指に、全神経が集中して、まるで、指が心臓になったみたいに脈をうつ。 なんで、こんなにドキドキしちゃうの…。 指から、そして指の熱から、爽汰にこの気持ちが伝わってしまう。 はやく、おわれ…。