ガラガラッ…!

爽汰が、保健室のドアを思いっきり開ける。

「アレ、先生いないね。やっぱり大丈…」

「いーよ、俺やる。そこ、座れ。」

え?
爽汰、不器用そうなのに、こんなのできるの?

妙に真剣な眼差しで絆創膏を探す爽汰をみて、ふふっと笑ってしまった。