心臓が、止まるかと思った。

あいつだった。

朝、私を、助けてくれたー。
あいつ。

女子の悲鳴があがる。
「きゃーっ!カッコよすぎじゃない!?」
「イケメンだ!」

「ほら、皆落ち着いてー。山村、自己紹介しろ。」